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「感じる」と「考える」: 藤平信一ブログ

「形がないもの」を感じ取るには、豊かな心を持つことが不可欠。それには五感をバランス良く育てることです。


そもそも「感じる」ことと「考える」ことは異なります。つま先を角にぶつけて「痛い!」というのは「感じる」こと、何故ぶつけたか原因を理解するのは「考える」ことです。


「感じる」ことも「考える」こともどちらも重要なのですが、「感じる」、そして「考える」のです。実際には感じるべき瞬間に考え事をしている人が実に多くいます。

一般的に、「意識すれば出来る」段階で「出来た」と考える人が多く、頭だけでの理解に留まっています。


無意識で行っていることを意識して訓練する。意識して出来ることを意識しなくても出来るように練り込む。


「感じる」ことを土台に、このプロセスを繰り返すことが「稽古」なのです。