フランスの小説家・スタンダールは、天才の特徴に関して「凡人がひいたレールに自分の思想をのせないことだ」と言っています。
私はと言うと、天才の特徴とはある意味類稀なる集中力だと考えており、此の集中力を有する人は、ある期間全総力を傾けて没頭することができ、それもその没頭振りたるや寝食を忘れるようなものであろうと思っています。
やはり天才というのは、寝食を忘れるような集中力を持って一つの事柄を必死になって考えるということが一つあって、そうした努力なくして天才が次から次へと生まれることはあり得ないと思います。
史上天才と言われる様々な人は、恐らく上記したような形で徹底的に考えに考えた末、暫く当事項から離れていたとしても、何かの拍子にある日突然それが蘇ってきてふっと閃き、そしてまたそれをヒントにし考えて目標を達成し、ということを繰り返してきたのだろうと思われ、そういう中で世紀の大発見というものに繋がって行くのだろうと私は思っています。