米国防総省は１４日、黒海の公海上を航行していた米ミサイル駆逐艦「ドナルド・クック」に１２日、ロシア軍機ＳＵ２４が約９０分にわたり異常接近を繰り返したと明らかにした。国防総省は「国際的手続きに反する挑発的で不適切な行為だ」とロシア軍を非難した。
国防総省のウォレン報道部長らによると、ドナルド・クック周辺に２機のＳＵ２４が現れ、うち１機が約９００メートルの近さまで接近し、低空で１２回、船体の周囲を通過した。ドナルド・クックはロシア機に警告しようと何度も交信を試みたが、応答はなかったという。
ＳＵ２４は非武装で衝突には至らなかったものの、ウォレン氏は「パイロットが独断でこうした行動を取ったと考えることは難しい」と指摘し、ロシア軍の計画的な挑発だったとの見方を示した。
Pentagon: Russian fighter jet repeatedly flew over US destroyer in Black Sea ― RT News
