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南シナ海では先月、アメリカ軍がフィリピンのルソン島の西およそ200キロに位置し中国が実効支配するスカボロー礁で、中国の艦船による測量とみられる動きを確認し、南沙(スプラトリー)諸島に続き、新たな埋め立てなどに着手するおそれもあるとして警戒を強めています。
これについてアメリカのカーター国防長官は28日、議会上院の公聴会で証言し、スカボロー礁について「ほかの係争地域と同じように潜在的に軍事衝突につながるおそれがある地域で、フィリピンに近いため特に懸念している」と述べました。
そして埋め立てや軍事拠点化のおそれについて「非常に深刻に受け止めている」と述べて、強い警戒感を示しました。
アメリカ軍は今月、フィリピン軍基地の中でもスカボロー礁に近いクラーク空軍基地にA10攻撃機などを展開させ、国防総省の当局者によりますとスカボロー礁周辺で3回、哨戒活動を実施したということです。
また、フィリピン政府と締結した新たな軍事協定に基づいて、アメリカ軍のフィリピン軍基地への事実上の再駐留に向けた動きも進める方針で、今後、中国へのけん制を強める構えです。

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中国の王毅外相とロシアのラブロフ外相は29日、北京で会談し、その後そろって記者会見しました。この中で、王外相は「私もラブロフ氏も、南シナ海の争いは直接の当事国の話し合いで平和的に解決すべきだと考えている」と述べました。
中国は南シナ海で造成する人工島の周辺で、アメリカ軍が「航行の自由」作戦を実施していることに強く反発し、島の領有権を争うフィリピンが申し立てた国際的な仲裁裁判の受け入れも拒否しており、こうした立場にロシアが理解を示した形です。
一方、北朝鮮が核実験や弾道ミサイルの発射などの挑発行為を続けるなか、アメリカが最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」の配備に向けて韓国と協議していることについて王外相は「核問題の解決に役立たないばかりか、朝鮮半島の緊張の火に油をそそぎ、地域の戦略バランスも壊す」と批判しました。
また、ラブロフ外相も「ピョンヤンの行動を地域での軍事プレゼンス拡大に利用すべきではない」と述べ、米韓の動きに中ロ両国が反対する考えで一致していることを強調しました。