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ロ大統領、国内行の資本増強を表明　ウクライナ問題に対処 | Reuters

ロシア大手国営銀行の間で、ウクライナ問題により業務が阻害され融資拡大に向けた資本増強が必要になるとの見方が出るなか、プーチン大統領は２３日、国内銀行の資本を増強する方針を示した。

具体的には、銀行が劣後ローンを株式に転換できるようにし、これにより融資機会の拡大と融資コストの低下を図る。

プーチン大統領はサンクトペテルブルク国際経済フォーラムで、「金融システムにとり重要なロシアの銀行の資本を増強する」と述べた。

国内第２位のＶＴＢ はこの日、ウクライナ問題により貸し倒れ引当金を積み増す必要があり、これが第１・四半期の利益を押し下げるとの見通しを示している。

最大手のズベルバンク のウクライナへのエクスポージャーは１３００億ルーブル（４０億ドル）。バランスシート全体の１％に満たないが、制裁などの影響でロシア経済が一段と悪化すれば、何らかの措置をとるとの方針を示している。