https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

優れたリーダーは「学び方」を知っている 「学び方を学ぶ」ためのシステムTEFCAS|マインドマップ・リーダーシップ|ダイヤモンド・オンライン

大多数の人はその方法を知らず、間違った学習法で学び、間違いを繰り返す。何度も、何度も……。

 驚いたことに、人類最高の学習者は赤ちゃんだった。彼らは自然にTEFCASを使っていたのだ。トップクラスの科学者たちも、意識せずにTEFCASを使い、偉大なリーダーたちも自然に使っていた。


 私は彼らがどのように学んだかを研究しはじめた。彼らの勉強法を研究し、その過程を分析した。こうして私はあらゆる天才、トップクラスの科学者、世界中のすべての赤ちゃんが同じ過程をたどることに気づいた。彼らはつねに試行を繰り返す、何度も何度も。試行後、何が起こったかを見る。


 たとえば、実験がうまくいかなかったら、彼らはその出来事を研究する。何が起こったかを研究するのだ。そして、その出来事から得ることのできるすべての情報(フィードバック)を一つ一つ確認(チェック)する。物理的な失敗、運動中のケガ、コミュニケーションの失敗など、フィードバックを得て研究し、原因を解明していく。

 多くの人はうまくいかないとがっかりし、あきらめてしまう。「失敗した」「自分はこの分野が苦手だ」などと考え、ますます自らを失敗へと追い込む。そして自分にこう言う。「自分はバカだ」「自分にはできない」「いつも失敗するにきまってる」「別のことをやったほうがいい。けっして成功できないから」などと。


 しかし、天才たち、良きリーダー、優れた科学者、すべての赤ちゃんは、「調整」する。そして成功するためにフィードバックを利用して行動を変える。彼らは自分の目標に常に集中している。赤ちゃんが歩きはじめるとき、9000回は転ぶだろう。しかし彼らはあきらめない。何度も「試行」する。歩くという目標のために。リーダーも自らの行動を変え「調整」する。そして何度も「試行」する。


 良い例を挙げよう。アメリカのリンカーン大統領だ。リンカーンはすべての選挙に落選していたが、研究を続け、読書を続け、行動し続けていた。そしてついに最大の選挙、大統領選に勝ったのだ。


 世界的な科学者たちも、多くの人から失敗者と思われていた。たとえばトーマス・エジソンエジソンは6000回試行したのち、電球を発明した。多くの失敗をしたとバカにされたが、彼は「あなた方は皆、私が何千回も失敗したという。だが、私は失敗していない。数千回の実験を成し遂げたのだ。どの実験も目標に近づくためのものだった」と言った。


 つまりエジソンはTEFCASを正しく認識していた。失敗を繰り返したのではなく、試行を繰り返したのだ。フィードバックをすべてチェックし、正しく考え直した。すべての試行が成功の一部となる。だから、失敗はしていない。これが良きリーダーの態度だ。

 科学的な方法はギリシアの優れた学者アリストテレスが考案し、あらゆる現代科学の基になっている。たとえば科学の実験は、何かが起こるか起こらないかを予測し、実験(試行)し、何かが起こったら(出来事)、そこから情報をえて実験のフィードバックを受け、あらゆる結果をチェックする。結果をチェックしたら結論に達する。そのとき、あなたの脳内コンピュータは結論を受けて調整し、次の実験をすると、さらに多くのことがわかる。TEFCASはアリストテレスが考案した科学的方法と全く同じプロセスであるといえる。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140428#1398681212
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20130517#1368797691