日本は初戦のコートジボワール戦に敗れ、連敗すると１次リーグ敗退が決まる状況のなか、第２戦のギリシャ戦で今大会初勝利を目指しました。
日本は先発メンバーに大久保嘉人選手を起用するなど初戦から２人の選手を入れ替えて臨み、堅い守りからカウンターを狙うギリシャに対して前半から圧倒的にボールを支配しました。
前半３８分にはギリシャの主力選手が２枚目のイエローカードを受けて退場し、日本が１人多い状態になりましたが、両チーム無得点のまま前半を折り返しました。
後半開始から日本は、長谷部誠選手に替えて遠藤保仁選手、さらに途中からは香川真司選手も投入しました。
そして後半２３分と２６分には立て続けに大きなチャンスを作りましたが、ゴールは奪えませんでした。
日本はその後も攻め続け、ギリシャの２倍近い１６本のシュートを打ちましたが、ゴール前に引いて堅い守りを続けるギリシャから最後まで得点を奪えずに、０対０で引き分けました。
この結果、日本は目指していた勝ち点「３」を挙げることはできずに勝ち点「１」にとどまり、１次リーグ突破は厳しくなりましたが、第３戦のコロンビア戦と他のチームの結果しだいでの１次リーグ突破に望みをつなぎました。
日本はグループＣの最終戦でコロンビアに勝てなければ、その時点で１次リーグ敗退が決まります。
日本がコロンビアに勝って勝ち点「４」とした場合でも、同じ日に行われるギリシャ対コートジボワールの試合結果に左右されます。
この試合でコートジボワールが勝つと勝ち点が「６」となって日本の勝ち点を上回り、コートジボワールが決勝トーナメント進出、日本は敗退となります。
一方、日本がコロンビアに勝ったうえでコートジボワールがギリシャと引き分けると、日本とコートジボワールは勝ち点「４」で並び、得失点差で、決勝トーナメントに進む残り１チームが決まります。
この場合、日本はコロンビアを相手に２点以上の差をつけて勝つことが決勝トーナメント進出の条件となります。
また、日本がコロンビアに勝ったうえでギリシャがコートジボワールに勝つと、今度は日本とギリシャが勝ち点「４」で並びます。
この場合も得失点差によって、どちらが決勝トーナメントに進むか決まります。
