2014-06-29 ■ 政治 政治 焦点:スンニ派武装勢力のもろすぎる関係、分裂でイラク混沌化も | Reuters イラク北部では複数の武装勢力が国境地帯を不安定化させ、地域戦争の危険性を高めているが、一枚岩とは到底言えない状況にある。そこには、狂信的なイスラム教強硬派と実用主義的なスンニ派武装組織との「政略結婚」とも言える共闘態勢が存在する。 今のところ、各武装勢力は共通の敵としてシーア派のマリキ首相を掲げている。イラクでは少数派であるスンニ派は、同首相が自分たちを過小評価し、虐げていると非難する。 しかし、反政府武装勢力はいずれ、イラク国内のスンニ派支配地域の将来像をめぐり、対立するとの声も出ている。