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株式市場、「大幅な調整」へ─グリーンスパン氏=通信社 | Reuters

グリーンスパン元米連邦準備理事会(FRB)議長は30日、ブルームバーグTVとのインタビューに応じ、過去数年間上昇していた株式市場がいずれ「大幅な調整」に見舞われるとの見方を示した。


グリーンスパン氏は「株式市場はかなり長期にわたって相当急激に回復してきた。いずれ大幅な調整があると想定する必要がある」と述べた。


市場では、異例の低金利で資産バブルが発生するのではないかとの懸念が浮上している。


イエレンFRB議長も今月、小型株、バイオテクノロジー株、ソーシャルメディア株などが割高との懸念を示している。

グリーンスパン元FRB議長:株式市場は「著しい調整」へ - Bloomberg

グリーンスパン氏(88)はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「株式市場はかなりの長期にわたって相当急激に回復しており、著しい調整をいずれ迎えることを想定しておく必要がある」と述べた上で、「それがどの時点になるのかは分からない」と説明した。


同氏はただ、株価が「ひどく過大評価されている」とは思わないと付け加えた。金融市場では事実上のゼロ金利政策が資産バブルを醸成しているとの懸念が強まっている。イエレンFRB議長は16日に議会で、一部の資産価値は「どちらかと言えば高めとなっている可能性がある」ものの、全般的に「PER(株価収益率)や他の指標は過去の標準値からは外れていない」と証言した。


グリーンスパン氏は国債利回りと比較したリターンを株価評価の尺度にしていると説明した上で、株価について「例外的な高水準となった後、正常化に近づいていると言えるだろう。これはまだストレスのかかる水準にないことを意味している」と述べた。同氏は18年以上FRB議長を務め、2006年に退任した。


米国の経済成長と逼迫(ひっぱく)しつつある労働市場「われわれの大半が想定していたよりも早期に短期金融市場とインフレに上向きの圧力が到来することを現段階で示している」と指摘するグリーンスパン氏だが、長期的な資本投資の低迷が景気回復を損ねる可能性を懸念しているという。

「資本ストックは現時点で予想を大きく下回る伸びとなっている。生産性の加速が難しくなるだろうということをわれわれに物語っている」と話した。


グリーンスパン氏はまた、米政府の将来的な支出が防衛費の必要性増大や地球温暖化により押し上げられる可能性があり、これが米国の予算を圧迫し、ドルに影響を与え得ると分析。「ドルは世界中で極めて尊重され保有されており、これが究極の価値の源だ。現在のような財政運営を続けていると、それが続けられなくなる可能性がある」と述べた。


原油相場については、中東の政情不安がなければ1バレル=15−20ドルに下落すると考えているとも説明。「非常に大きな過剰生産能力とスラック(たるみ)がある」とし、長期的な供給が確実かどうかという疑念により「市場に大きなプレミアム」が生じていると語った。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140729#1406630525
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140725#1406285637
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