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ロボットがサッカーで勝つ未来 製造業からは雇用は生まれない|金融市場異論百出|ダイヤモンド・オンライン

 サッカーでもコンピュータが人間を上回る時代になったら、多くの労働は人間が行う必要はなくなってしまう。週刊ダイヤモンド6月14日号はデジタルテクノロジーが人間の仕事を奪う記事を掲載していたが、米国でもその議論は最近活発に行われている。


ブルッキングス研究所で5月に行われたシンポジウムで、経済学者のローレンス・サマーズは、09年に米政府が自動車業界を救済したことは正しい判断だったが、長期的には政府が製造業の雇用機会を守ることは不可能だと語った。


「機械化による農業での大幅な生産性向上により、米国は世界に食料を供給できるようになった。しかし、農業従事者数は大幅に減ったままだ。農業で起きたことが、製造業で起き始めている。ロボット、3Dプリンタによる生産性向上は製造業の雇用者数を世界的に減少させる。米国の未来の雇用は、製造業にはない」


『機械との競争』の著者であるマサチューセッツ工科大学のブリニョルフソンとマカフィーニューヨーク大学のスペンス(ノーベル賞受賞者)が「フォーリン・アフェアーズ・リポート」(14年第7号)に寄稿した論文も、デジタルテクノロジーの進展が世界の労働者に打撃を与える可能性を指摘している。


人工知能、ロボット、3Dプリンタを駆使したオートメーション化潮流は、いずれ途上国の非熟練労働者を直撃する。さらにその動きは、製造業を超えたセクターへ広がりを見せていく。「こういった世界にあって、最も不足し、よって、最も価値ある資源は何だろうか。それは普通の労働でもなければ、普通の資本でもなく、新しいアイデアを考案し、技術革新を実現できる人々だ」。


 重要な財、サービス等がデジタル化され、それが低コストで瞬時に転送、複製化される市場では、少数のプレーヤーが利益の圧倒的多くを手に入れる。ほとんどの人は平均以下の所得しか得られない。経済全体がこのダイナミクスに支配され、国家や企業も、利益を取ることができる「ほんのわずかの勝ち組」と「圧倒的多数の負け組」に分かれるという。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140804#1407150120
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140715#1405422207
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140612#1402570108