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米が露に対する核戦争に向かって突き進む中、広島でむなしく「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」 | 《櫻井ジャーナル》

 現在、世界は核戦争勃発の瀬戸際に立っている。アメリカ政府がロシア政府に対し、服従するか戦争するかと脅していることが原因だ。


 脅せば屈すると考えているようだが、そうした相手ではない。このまま進めば戦争せざるをえなくなる。

 ネオコンは1991年にイラクアメリカが攻撃した際、ジョージ・H・W・ブッシュ政権がサダム・フセインを排除しなかったことに怒ったが、その一方でソ連軍が動かなかったことに気を良くし、強気になった。ソ連が消滅直前だったという事情を無視、現在のロシアも脅せば怖じ気づくと考えているようだ。


 今では米英の属国に成り下がったEUの支配層もそう信じている、あるいは信じたがっている。1999年にNATOユーゴスラビアを攻撃、国を破壊した際にもロシア軍は動かず、軍事的な優位を確信したのだろうが、その年に「西側」の傀儡だったボリス・エリツィンが失脚、ウラジミル・プーチンの時代になってロシアが再建されていく。


 この現実が「ロシアの富が欲しい」という欲ボケの「西側支配層」には見えず、核戦争へ向かって突き進んでいる。