ウクライナ政府によりますと、東部ドネツク州の町、エナキエボの上空で７日、戦闘機「ミグ２９」１機が撃墜されました。
パイロットは脱出し、ウクライナ軍などが救出活動に向かっています。
これについて、軍の報道官は「地対空ミサイル『ブーク』で撃墜されたのだろう」と述べ、マレーシア航空機の撃墜事件で親ロシア派の武装集団が使ったとされる武器で撃ち落とされたという見方を示しました。
ただ、詳しい根拠は明らかにしていません。
これに対し、親ロシア派の武装集団は７日、「戦闘機１機を撃墜した」とツイッターで発表しましたが、撃墜した方法などは明らかにしていません。
「ブーク」は、旧ソビエト製の中距離型の地対空ミサイルで、上空に向けて発射された際の射程は最大でおよそ２万５０００メートルとされています。
ウクライナ政府は、親ロシア派がロシアから国境を越えて運び込んだと主張していますが、親ロシア派の幹部は保有自体を否定しています。
