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【ウクライナ情勢】ポロシェンコ大統領、東部に人道支援団派遣表明　赤十字の下でＥＵ、露など　露部隊の警護は拒否 - MSN産経ニュース

ウクライナ大統領府によると、同国のポロシェンコ大統領は１１日、オバマ米大統領と電話協議し、赤十字国際委員会（ＩＣＲＣ）の下で、欧州連合（ＥＵ）とロシア、ドイツなどの人道支援団を戦闘の続く東部ルガンスクへ派遣する考えを伝えた。オバマ氏もこれを支持し、米国も積極的に加わる意向を示した。

　ウクライナ東部をめぐっては、プーチン露大統領が同日、ＩＣＲＣとの協力で現地に人道支援物資の輸送団を差し向ける方針を表明。欧米主要国とウクライナでは、ロシアがこれを口実に軍事介入することへの警戒が強まっていた。ウクライナ政府高官は、人道支援がウクライナの主導による国際的なもので、ロシア軍部隊による護衛も認められないと強調している。

　ウクライナ東部では政府軍と親露派武装勢力の激しい戦闘が続き、水や食料、医薬品の不足が深刻化している。インタファクス通信によると、ウクライナ政府は人道物資の搬送について、親露派武装勢力との合意には至っていないという。