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NHK『ニッポンの平和』に見る偏向番組の作り方: 植草一秀の『知られざる真実』

吉崎氏は御用であることをカムフラージュする発言を示したが、実態は完全な御用である。

番組は意図的に、鳥越氏対3名の御用論者の戦いの構図を構築したのである。

第二のポイントは、野党席に隠れ御用を忍び込ませたことである。


隠れ御用を忍び込ませるなら、女性の方が効果的である。


日本紛争予防センター理事長の瀬谷ルミ子氏が起用された。

野党第2席に着席したのは東京大学教授の加藤陽子氏である。


加藤氏は歴史学者で安倍政権の集団的自衛権行使容認の閣議決定に反対する立場を表明するが、加藤氏が起用された理由は次の点にあると考えられる。


それは、加藤氏が集団的自衛権行使容認の「新三要件」に、


「我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があること」


と記述されたことについて、「明白な危険」と表記されたことを高く評価している点である。


この点を確認したうえで、NHKは加藤氏を野党第2席の出演者として選出したのだと考えられる。

第三のポイントは野党第1席に憲法学者を配置しなかったことである。

鳥越氏はジャーナリストとして第2席に着席するべきだったのである。


そして、第3席に加藤陽子氏が着席するべきであった。