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米FRB、来年前半から半ばの利上げ開始を本格議論=連銀総裁 | Reuters

アトランタ地区連銀のロックハート総裁は23日、米ワイオミング州ジャクソンホールの経済シンポジウムでロイターとのインタビューに応じ、来年前半から半ばの利上げ開始を連邦準備理事会(FRB)内で本格的に議論していると述べた。


早ければ来月にも、連邦公開市場委員会(FOMC)声明を修正する可能性があるとの見方も示した。


総裁は「指標が改善しており、基本的な金利政策の変更を見込み始めるのが妥当だ。したがって(利上げ開始時期を)2015年初めにするのか、2015年半ばにするのか、それ以降にするのかを議論することは非常に妥当だ」とし「議論は本格的なものだ」と述べた。


総裁は、経済成長率が3%前後で推移しており、引き続き来年半ばの利上げを予想しているとも述べた。


FOMC声明については、変更は「まだ早すぎる」と感じていると発言。声明は労働資源の「活用不足が著しい」とし、量的緩和の終了後も「相当な期間」低金利の維持が必要だとしている。


総裁は「指標は良好だが、まだ暫定的な結論しか得られない」とし、インフレ目標2%と雇用最大化は「段階的に(達成されることに)なる」と述べた。


ただ「文言の一部修正は議論の対象になっている。今後のFOMCで議論されるはずだ」との認識も示した。


総裁はFRB内で中間派とみられている。今年のFOMCで投票権はない。


総裁は、パートタイム労働者などを網羅した広義の失業率(U6)の動向を注視しているとも発言。FRB内の議論が激しくなってきているが、軸足が利上げ前倒しに移っているとは感じられないとも述べた。