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ロシアと欧米 非難の応酬続く NHKニュース

政府軍と親ロシア派の武装集団の激しい戦闘が続くウクライナ東部では、武装集団の後ろ盾となっているロシア軍が国境を越えて侵入したとして、欧米は非難を強めロシアに対する制裁の強化も辞さないとする方針を示しています。
こうしたなか、ロシアのプーチン大統領は、29日モスクワ近郊で若者らと懇談した際に「欧米は、みずからの政策に同意しない国々に対して武力を使って乱暴に圧力をかけている。これが現代のヨーロッパの価値観というのならば非常に失望した」と述べ、強い調子で欧米を批判しました。
さらに「ロシアは、他国からの脅威を感じることなく、経済を発展させるため核の能力と軍事力を増強させていく」と述べ、アメリカと並ぶ核大国として欧米の圧力には屈しない姿勢を強調しました。
一方、ロシアのメディアによりますと、スロバキア訪問を終えてモスクワに向かっていたロシアのショイグ国防相を乗せた専用機がポーランドウクライナの航空当局から上空通過を拒否されたということで、ロシア側の反発が強まることが予想されます。

ウクライナ情勢を巡っては、アメリカ、ホワイトハウスのアーネスト報道官は、29日の記者会見で「ロシア軍は部隊をウクライナに送り、交戦している」と改めて主張しました。
そして「われわれは、何が起きているかを正確に示す証拠を握っており、ロシア政府が否定しても全く信用できない」と述べ、ウクライナ領内への部隊の侵入を否定するロシアに反論しました。
そのうえで「国際社会はロシアの介入を看過できず、ロシアは、さらなる代償を払う可能性がある」と述べ、ロシアに対する制裁の強化についてオバマ大統領も参加して、来週開かれるNATO北大西洋条約機構の首脳会議の場で協議する考えを示しました。

EU=ヨーロッパ連合バローゾ委員長は、29日ロシアのプーチン大統領と電話で会談し、ロシア軍がウクライナに侵入したとされることについて、緊張緩和のためにEUが続けてきた外交的な努力に完全に逆行するものだとして強く批判しました。
そして「事態が悪化を続けるなかでは良好な関係を保つことはできない」と述べてプーチン大統領に対してウクライナ情勢の緊張緩和へ向けた措置を執るよう求めました。

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