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ウクライナではなく、プーチンが、アメリカをいらだたせている: マスコミに載らない海外記事

プーチンのロシアがアメリカの思い通りに動かないことについての、こうした本当のアメリカの基本的関心を、今年始め、3月23日、元駐モクスワ・アメリカ大使、マイケル・マクフォールが、ニューヨーク・タイムズの意見欄で詳しく述べた。


クリミア併合に関する、偽りの主張にもかかわらず、マクフォールは書いている。“ロシアのウラジーミル・V・プーチン大統領によるクリミア併合の決断が、ヨーロッパの冷戦後時代を終わらせた。ゴルバチョフ-レーガン時代末期以来の、時代の特徴は、ロシアと欧米の間での協力と紛争がジグザグに進んできたことだが、常に、ロシアが、次第に国際秩序に加わるという基本的な意識があった。もはや、それはない。”


アメリカ大使は、続けてこう嘆いている。“ソ連体制の崩壊は、ロシア国内の民主主義と市場への円滑な移行、あるいはロシアの欧米への統合という方向には行かなかった”。言い換えれば、アメリカの権益にあう方向に、ロシアは円滑に移行しなかったのだ。


マクフォールは、ロシアが“欧米へ統合”し損ねているのを、プーチン大統領のせいにして、彼は“専制君主”で、かつてのソビエト連邦時代を思い起こさせると非難している。プーチンに対するマクフォールの悪罵は誹謗に過ぎないが、それがほとんど隠しそこねているのは、NATOとロシアの間で協力協定を調印した当時、エリツィンの下で、そうなるはずだったように、プーチンのロシアが、属国として振る舞わないと感じて、アメリカ政府が、激しく不満を抱いていることが。


それが、アメリカ政府が、今、協力協定を廃棄し、ロシア国境周辺で、NATO拡張を推進しようとしている理由だ。


マクフォールは、ニューヨーク・タイムズのコラムを、ロシアの孤立化と、ここ数ヶ月、益々辛辣になりつつある政策である懲罰的経済制裁を呼びかけて結んでいる。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140830#1409395824
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140807#1407408303
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140804#1407150101
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140616#1402915461
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140501#1398941532
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20130412#1365778083