https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

イランとサウジアラビアの外相が会談 NHKニュース

イランのザリーフ外相とサウジアラビアのサウド外相は21日、国連総会が開かれているニューヨークで、およそ1時間にわたって会談しました。
イスラムシーア派のイランと、スンニ派が実権を握るサウジアラビアは、これまでイランの核開発問題やシリアの内戦などを巡って鋭く対立してきましたが、去年8月、イランで国際社会との対話路線を掲げたロウハニ政権が発足したことから、両国関係にも関心が集まっていました。
イランのメディアによりますと、今回の会談で両外相は、シリアとイラクで勢力を広げるイスラム過激派組織「イスラム国」への対応など、中東地域の重要課題について意見を交わしたということです。会談のあと、イランのザリーフ外相は「会談は、両国関係の新しい1ページだ」と述べたのに対し、サウジアラビアのサウド外相も「影響力のある両国間の協力は、中東地域の平和構築によい影響をもたらすだろう」と述べ、それぞれ関係改善と今後の連携に前向きな姿勢を示しました。
ザリーフ外相は、今後、サウジアラビアを訪問する意向も示しており、今回の会談をきっかけに、中東地域の安定化で大きなカギを握るとされる両国の関係が改善に向かうのか注目されます。