https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

UK MPs vote overwhelmingly for ISIS airstrikes in Iraq ― RT UK
英議会 「イスラム国」空爆を承認 NHKニュース

イギリス議会は26日、イラク政府の要請を受けて「イスラム国」に対する空爆にイギリスも参加するという政府の動議を審議し、採決の結果賛成多数で承認しました。
採決に先立ってキャメロン首相はイスラム国について、「このまま放置すればわれわれは地中海を挟んでテロリストの国と向き合うことになる」と述べ、危機感を示しました。
また、「イスラム国はすでにイギリス人1人を殺害し、さらに2人の命を奪うと脅している。国内でもすでにイスラムの過激思想の脅威は存在し、国を離れ現地で戦闘に参加する若者がいる」とも指摘し、空爆への理解を求めました。
この日の議会の承認を得て、イギリスは、政府から要請のあるイラクに限って近く空爆に踏み切る見通しです。
イギリスは、アメリカと参戦したイラク戦争以降、中東への軍事的な関与には慎重な姿勢を続けてきました。
しかし、イスラム国はイギリスにとっても直接の脅威になっていることから、今回は、国際的な連携のもとでの行動だとして方針を転換しました。
一方、キャメロン首相はシリアでも空爆を行う場合は改めて議会の承認を得るとしており、世論を見極めながら対応を決める方針です。

イスラム国」に対する空爆については、ベルギーとデンマークが戦闘機を派遣することを決め、ヨーロッパ各国の間で軍事作戦に参加する動きが相次いでいます。
ベルギー議会は26日、本会議を開き、イラクでの空爆にF16戦闘機6機を派遣するかどうかを審議しました。
この中でレインデルス外相は「イラクやシリアでイスラム国が行っている残虐行為はベルギーでも起きる可能性があり、われわれは何もしないでいるわけにはいかない」と述べて、軍事作戦に参加する必要性を訴えました。
採決の結果、賛成多数で戦闘機の派遣が承認され、ベルギーは近くイラクで行われているイスラム国を攻撃する作戦にF16を投入することが正式に決まりました。
一方、デンマークでは、トーニングシュミット首相が26日、記者会見し、「アメリカ政府から軍事作戦に参加するよう要請を受け、F16戦闘機7機をイラクに派遣することを決めた」と述べ、来週にも議会で承認を得て空爆に参加することを明らかにしました。
ヨーロッパではフランスがすでにイラクでの空爆を行っているほか、26日に議会で承認されたイギリスや来週議会での承認を目指すオランダも作戦に参加すると見られています。
ただ、いずれの国もシリアでの作戦については「シリア政府からの正式な要請がない」などとしてイラクでの空爆に限定するとしています。