東西統一25周年控えるドイツで噴出してきた“不都合な真実”|金融市場異論百出|ダイヤモンド・オンライン
ところで、ドイツの大手保険会社アリアンツは9月に、欧州中央銀行(ECB)の超低金利政策がドイツの家計に損失を与えているとのレポートを発表した。それによれば、10年から14年第1四半期にかけて、ドイツ人は1人当たり281.2ユーロ損をしたが、イタリア人は655.1ユーロ、スペイン人は1148.5ユーロ得をしたという。
貯蓄よりも借金が多い家庭には超低金利政策はメリットとなる。堅実なドイツ人にとっては、腹立たしい推計値といえる。