カント哲学の研究者でもあり、美学研究を行う。
このように多才で人間味あふれる人物であったシラーは、ゲーテの親友であった。三十年戦争(1618−48)を舞台とする『ヴァレンシュタイン』を練り上げるにあたり、ゲーテの励ましと助言を受けていたことが知られている。
内なる理性の声を失った時、光を失ったヴァレンシュタインが命を絶たれるのは、必然のなりゆきであったのかもしれない。
- 作者: シラー,濱川祥枝
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/05/16
- メディア: 文庫
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