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Kuni Sakamoto

ブログ更新。うーん、これは真に受けて学ぶというより、いろいろ文句をいいながら議論をする素材とするといい論文かな。 「哲学史の寄与 Antognazza, “The Benefit to Philosophy ..."」http://d.hatena.ne.jp/nikubeta/20141109/p1

哲学史の寄与 Antognazza, “The Benefit to Philosophy of the Study of Its History" - オシテオサレテ

著者の主張は要するに二点である。第一にいまとは別様に考えるためにまず哲学史は有用である。第二にいまとは別様に考えていた天才たちの思索に学ぶためにも歴史的視点が必要である。

Kuni Sakamoto

分析哲学が死んでも第三のスコラ学が遠からず現れるだろう……」

saebou

分析哲学は現代のスコラ学だときいたんだが、知り合いの分析哲学者は @r_saijo さんしかいないので、最近トマス・アクィナスがめがねをかけた羊としてイメージされる

分析哲学 - Wikipedia

分析哲学全体に共通する主張といったものを見いだすのは困難である。分析哲学には、多様で共通点のない様々な観点が可能であり、蓋然的な共通点しかない可能性もある。ひどくおおざっぱに言えば、分析哲学は、明晰さの追求と徹底的な論述を特徴とする。

分析哲学という一つのまとまった、一枚岩の哲学は存在しない。

しかし、概ね次のように特徴付けることができるだろう。

一つ目は、厳密には解明されるべき真理は存在せず、哲学の目的はただ思考の論理的明晰化をはかることであるという、実証主義の伝統である。この考えは、アリストテレス以来の伝統的な哲学の基礎付け主義と対照的である。基礎付け主義という伝統的な考え方は、哲学を諸学の中で特権的な位置つまり最も優越する位置におき、哲学が諸科学を含む学さえもすべて含め、あらゆるものの原理を研究するというものだった。反対に、分析哲学者は自分たちの研究を、自然科学とつながるもの、あるいは自然科学に従属するものとさえ考えるのが普通である。


二つ目は、論理的言語分析の方法を用いて諸命題を明晰化することが、諸命題の論理形式の分析で達成できるほとんど唯一のことであるという考えである。命題の論理形式は、同じ体裁の他すべての命題との類似を示すために用いられる、命題を表現する方法の一つである。これには、しばしば現代記号論理学の形式化された文法と記号が用いられる。ただし、日常言語をどのように論理的に分析するのかの、分析哲学者の間での見解の一致はない。


三つ目は、世間で言う「哲学的な」言辞と旧態依然とした曖昧で不明瞭な哲学(言うなれば、疑似哲学)を棄却することである。この「大理論」の拒絶は、(全てではないが)分析哲学者が、形而上学的なうぬぼれに対して、日常言語や常識を擁護するという姿となって現れる。特に日本では、晦渋な翻訳の問題の是正に貢献している面もある。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141108#1415443142
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http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141107#1415356826アリストテレス
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141107#1415356827
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http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141107#1415356830(方法)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141107#1415356832(論理学)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141106#1415270178
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141106#1415270179(松本正夫 > 中世哲学会)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141106#1415270180無神論者の哲学教授)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100109#1263007710(松尾雄二 > プラトンの「線分の比喩」以来の哲学そのものの伝統)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100109#1263025023松尾雄二 > ライプニッツ