https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

原発事故のセシウムか 米西海岸沖で検出 NHKニュース

アメリカのウッズホール海洋研究所は、ことし8月にアメリカ・カリフォルニア州の西およそ150キロの沖合で採取した海水から、放射性物質セシウム134を検出したと発表しました。
セシウム134は核分裂によってできる放射性物質で、通常自然界には存在せず、半減期が2年であることから、研究所は、過去に行われた核実験などではなく、福島第一原発の事故で海に放出されたものとみられると分析しています。そのうえで、セシウム134の量は1000リットル当たり2ベクレル未満で、人間の健康や海洋生物に影響を及ぼす濃度をはるかに下回り、アメリカの環境保護局が定めた飲用水として許容できる数値の1000分の1以下だと説明しています。
セシウム134は、これまでカナダの沖合では検出されていましたが、アメリカの沖合で検出されたのは、これが初めてだということです。
研究所は「日本からの放射性セシウムの流れを予測したモデルは、今後2年から3年の間にアメリカ西海岸沖での濃度が今より高くなることを示していて、観測を続ける必要がある」としています。