https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

プーチン大統領が築いた経済システム、通貨急落で崩壊リスク - Bloomberg

プーチン氏は1998年の通貨切り下げやデフォルト(債務不履行)といった共産主義からの移行後の混迷脱却を公約し、99年にエリツィン元大統領の後継に就任した。プーチン大統領は指導的地位に就いて以来ほぼ毎年、経済成長と賃金上昇を達成してきたが、ここにきて原油価格の急落と欧米諸国の経済制裁という最大の難題に直面している。


モスクワの独立系政治アナリスト、ドミトリー・オレシュキン氏は「プーチン大統領は秩序をもたらし生活水準の向上に寄与した強いリーダーだと人々は考えていた。同じプーチン大統領であり、引き続き全権を握るものの、あらゆるものが崩れつつある」と指摘した。


ロシア中央銀行は16日に16年で最大規模の利上げを実施し、政策金利を17%に引き上げた。それでもルーブル安に歯止めはかからず、1ドル=70ルーブル前後まで急落。原油価格は1バレル=60ドルを割り込んでいる。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは今月9日のリポートで、ロシアが国内総生産(GDP)の4分の1をエネルギー産業に依存していると分析している。


ルーブル急落とそれに伴う不況は、プーチン大統領が過去15年間築き上げた原油主導の経済システムの崩壊を意味すると、国営天然ガス会社ガスプロムの関連金融機関ガスプロムバンクの幹部は匿名を条件に語った。

The Collapse of Putin's Economic System - Bloomberg