トロイカの対ギリシャ政策は「完全な間違い」=財務アドバイザー | Reuters
ギリシャの債務再編に関する財務アドバイザー、米投資銀行ラザードのパリ支店の責任者、マシュー・ピガス氏は10日、同国への金融支援を監視するトロイカ体制が実施する政策は間違っており、同国を窮地に追い込んだと批判した。
同氏はラジオ局フランス・アンテルに対し、欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)および欧州中央銀行(ECB)によるトロイカ体制について「ギリシャを窮地に追い込んだ。欧州さえも窮地に追い込む可能性がある」と述べた。「トロイカは完全にやり方を間違えた」と強調した。
ピガス氏はまた、ギリシャ債務の再編は不可避との見解を繰り返し、債務の対国内総生産(GDP)比率を許容できる水準まで戻すために、債務残高を約1000億ユーロ(1132億8000万ドル)削減する必要があると指摘した。