今日のセミナー『人間とコスモス:古代から近代までの哲学・科学・宗教』では、中世の神学者ペトルス・ロンバルドゥスの『命題集』から、アダムとイヴの創造の部分を扱います。キリスト教的な世界観における女性像など、いろいろ興味は尽きませんね!
今季開催しているセミナー「人間とコスモス:古代から近代までの哲学・科学・宗教」では、古代の異教世界のセネカ、キリスト教教父のアウグスティヌス、中世神学者のペトルス・ロンバルドゥスをとりあげて、ここまで3回ほど行いました。たんなる哲学史でもないし、宗教史でもありません。
運命、占星術、アダムとイヴの創造など、現代の学問区分では分類できない、人間と神や摂理との関係についての不思議な知の領域を扱っています。歴史上、文学や芸術作品のテーマとして繰り返しとり上げられてきたものです。自分でいうのも変ですが、とても面白い試みです。
歴史の流れを体感できますし、各回の話が相互に絡みあいながらタペストリーを編んでいくような感じです。しっかりした台本にそって話を進めているわけではなく、あとで同じ話をするのも難しいので、動画か録音で記録しておかないともったいないなと思うようになりました。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150226#1424947668
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141230#1419935861(樹木が自然に伸びて、枝葉を張り、花を開いたり、実を成らせたりするのと同じことです。ところどころで果物ができる。それを「智果」という。)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150224#1424774832
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150219#1424342191
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150216#1424083036