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プラチナ価格の見通し明るく−自動車向け需要拡大で在庫減少 - Bloomberg

プラチナ在庫の減少や自動車メーカーの需要拡大、エネルギー分野での新規需要を背景に、プラチナ生産各社は価格が５年ぶりの安値から上昇するとの見方を強めている。

クレディ・スイス・グループの１月の推計によれば、プラチナ生産は今年、需要を約50万オンス下回る見通し。これを受け、買い手が在庫を使い尽くして供給の減少するプラチナに割高な価格を支払い始めるまでにどの程度の期間を要するかについて、業界首脳の間で議論が交わされている。プラチナは宝飾品や自動車の触媒コンバータに利用される。

業界最大手の南アフリカ共和国のアングロ・アメリカン・プラチナムのクリス・グリフィス最高経営責任者（ＣＥＯ）は、プラチナはここ10年で「最も堅調だ」と指摘。「ファンダメンタルズ（需給関係）では、需要が増加している」と述べ、価格は比較的すぐに上向く傾向を見せ始めるとの見通しを示した。

その一方で、業界２位インパラ・プラチナム・ホールディングスのテレンス・グッドレースＣＥＯは記者団に対し、余剰供給がはけるのは２年から２年半先で、価格が上昇し始めるのは来年下期（７−12月）になるとの予想を明らかにした。

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