鹿児島地方気象台は２１日午前、標本木のソメイヨシノの花が５輪咲いたとして「鹿児島市でサクラが開花した」と発表しました。多くの地域でサクラの標本木となっているソメイヨシノの開花はこの春、全国で最も早く、鹿児島市では平年より５日早く、去年より１日遅くなっています。
気象庁によりますと、２１日は全国的に高気圧に覆われ、太平洋側の一部で曇りとなった所もありましたが、各地で青空が広がる穏やかな天気となりました。
気象庁によりますと、２１日午前、鹿児島市にあるサクラの標本木のソメイヨシノの花が５輪咲いたことを地元の気象台が確認するなど、鹿児島市と名古屋市、それに熊本市で「サクラが開花した」と発表しました。
鹿児島と名古屋では平年より５日、熊本では平年より２日、いずれも早くなっています。
日本気象協会が２０日に発表した予想では、これから来週にかけて西日本と東日本の太平洋側の各地でサクラが開花する見込みです。
開花の予想は、東京の都心や広島市が２４日、大阪市が２５日などとなっています。それ以降の予想は、新潟市と仙台市で来月７日、札幌市は５月１日などとなっています。
東京の都心でも、サクラの開花の目安となる千代田区の靖国神社でソメイヨシノのピンクに色づいたつぼみがいくつも見られました。
サクラは開花から１週間ほどで満開になるということです。
