https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

ロシアが繰り返す「核の脅し」 その背景は(小泉悠) - 個人 - Yahoo!ニュース

ロシアが公式に発表している軍事ドクトリンによると、ロシアが核兵器を使用するのは、大量破壊兵器による攻撃を受けた場合か、通常兵器による攻撃であっても国家存亡の危機に立たされた場合だけとされている。
しかし、実際には第3の基準があるのではないかとの疑念は絶えない。すなわち、たとえロシアの存亡に直接関わらないような小規模紛争であっても、あるいはそのような紛争が差し迫ったと判断される段階で先制的に核兵器を使用してしまうというものである。

何故ロシアはこれほど核を重視するのだろうか。


冷戦後に続発した小規模紛争では西側による精密誘導兵器の威力がクローズアップされ、核兵器の存在感は低下したように思われていた。


しかし、ロシアにしてみれば、事態は全く逆である。小規模紛争と言っても、ロシアが関与するのは「近い外国」と呼ばれる旧ソ連諸国への軍事介入が主であり、こうした紛争は常に西側から「侵略」や「人権侵害」として非難を受けてきた。それゆえ、ロシアは小規模紛争が西側による限定的な軍事介入へとつながる可能性を常に恐れてきたのである。


そこで近年、ロシアで言われるようになったのが「エスカレーション緩和(デエスカラーツィヤ)という概念である。西側で言うエスカレーション緩和とは通常戦争が核戦争にエスカレートしないようにすることを言うが、ロシアの言うデエスカラーツィヤは、ロシアが関与する小規模紛争に西側が軍事介入してくることをエスカレーションと定義し、これを阻止することに主眼を置いている。


その手段として重視されているのが核兵器だ。軍事介入を受けるか又は受けそうになった段階で限定的に核兵器を使用し、それ以上の介入を思いとどまらせる、というのがその核心である。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150331#1427798729
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150316#1426502364
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150226#1424947686
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150226#1424947686
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141223#1419331296
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141221#1419158516
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141219#1418985469
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141216#1418726955
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141112#1415788671
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141107#1415356841
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20141010#1412938053
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140928#1411902528
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140923#1411469123
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140923#1411469124
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140808#1407494082
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140731#1406804170
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140729#1406630511
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140627#1403866550
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140625#1403694005
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140613#1402656023
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140605#1401965181
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140604#1401879598
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140603#1401792625
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140531#1401532972
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140513#1399978349
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140508#1399545841
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140404#1396607757