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中国共産党と台湾国民党 6年ぶりトップ会談 NHKニュース

2日から中国を訪れている台湾の国民党の朱立倫主席は、4日、北京の人民大会堂で、中国共産党の最高指導者である習近平国家主席と6年ぶりとなる両党のトップ会談を行いました。この中で朱主席は「新しい世代がもっと協力できるよう願っている」と述べ、中国との連携強化を図る姿勢を強調しました。また、朱主席は、中国が設立を提唱しているAIIB=アジアインフラ投資銀行への参加に改めて意欲を示しました。
台湾では、馬英九総統が進めてきた中国との融和策に対して、住民に警戒感が広がり、去年の統一地方選挙で国民党が大敗したことを受けて、中国との関係がぎくしゃくしています。朱主席としては、中国との交渉力を示し、台湾での国民党への信頼を取り戻したいという思惑がうかがえます。
一方、中国の国営メディアによりますと、習主席は「1つの中国」という考え方で一致する国民党との交流の成果を指摘したうえで、中台関係について、「その行方はあらゆる政党などが直面する重大な問題だ」と述べたということです。
台湾では、国民党への逆風が続き、来年1月に予定されている総統選挙で政権交代の可能性も指摘されていることから、習主席の発言は、独立志向が強いとみている台湾の最大野党の民進党をけん制するねらいもあるとみられます。