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金生産は今年がピークか?体力弱い産金会社、降参の見込み - Bloomberg

金生産は今年、ピークに達する見通しだ。


ロシア2位の貴金属採掘会社ポリメタル・インターナショナル のビタリー・ネシス最高経営責任者(CEO)によれば、金の強気相場が12年間にわたって続いたことから産金量は過去最高に達したが、相場は2012年に下落、活況期に生産を増やした産金各社がようやく価格回復の希望を捨てるとみられるため、産金量は減るもようだ。


ネシスCEOはロンドンでのインタビューで、「われわれは体力の弱い企業が降参するのを待っている。CEOの多くは依然として、もうすぐ幸運が訪れるという見込みのない希望を抱き続けている。産金量は今年、わずかに伸びるだろう。来年減少するのは間違いない」と述べた。


投資家と一部の企業幹部は高コストの金を大量に生産している産金会社を非難している。チャンネル諸島を拠点とし、アフリカで鉱山を運営するランドゴールド・リソーシズのマーク・ブリストーCEOは昨年、産金業界は自己統制を欠き、価格に打撃を与えていると指摘した。2013年には金需要が15%減少して5年ぶりの低水準となる一方、産金量は過去最高の3114トンに達した。


ネシスCEOによれば、価格上昇を下支えするには産金量は少なくとも2%減る必要があるが、1−3月(第一四半期)には前年同期比で約2%増えた。鉱山の閉鎖が困難であることやエネルギー価格が低水準にあること、希望的観測が大き過ぎることが対応の遅れにつながっている。

Peak Gold Seen This Year as Mining’s ‘Weaklings’ Bite the Dust - Bloomberg Business