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FRB副議長:米国は利上げペース減速も−世界の成長鈍化なら - Bloomberg

米連邦準備制度理事会FRB)のフィッシャー副議長は26日、当局は利上げを開始する上で世界の経済成長を考慮するとし、世界的に成長が鈍化した場合は米国の利上げペースはより緩やかになると説明した。


フィッシャー副議長はイスラエルのテルアビブ大学で講演。「海外の成長が予想より弱い場合は、それに伴う米経済への影響から、米当局の緩和策解除のペースは海外の成長が予想通りだった場合よりも遅くなる可能性がある」と指摘した。講演原稿の内容は昨年10月の発言と似ていた。


副議長は米国の利上げが他国にどのような影響を及ぼすかを吟味すると語った。政策引き締めは余波をもたらす可能性が高い一方、政策変更を円滑に進めるため米当局は明確な伝達に努めているとし、新興国の経済は近年よりも米国の政策変更に耐えられるようになっていると指摘した。

  
2008年12月以降ゼロ付近で維持してきた政策金利の引き上げを準備する米金融当局はスムーズな引き締めを目指しており、13年に世界の市場を動揺させたいわゆる「テーパー・タントラム」のようにボラティリティが高まる状況を避けたい考え。


フィッシャー副議長は「政策金利の実際の引き上げがさらなるボラティリティの引き金になる可能性はある」が、新興国にとって「米国の政策正常化は対応可能だろう」と述べ、「当局は予測の不確実性という限界の中で市場参加者に今後に備えさせるため全力を尽くしてきた」と語った。


副議長はさらに、FRB完全雇用と物価安定の促進といった責務を負うものの、世界市場が動揺すれば国内経済に跳ね返って政策目標を損なう可能性があるため、そうした混乱を避けることも当局の仕事の大きな部分になると説明。「米経済の状態は世界経済の状態に大いに影響される」と付け加えた。

Fischer Says Fed May Slow Rate Rises If World Growth Falters

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150525#1432550352
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150417#1429267173