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鹿児島・口永良部島で爆発的噴火 海岸まで火砕流 NHKニュース

気象庁の観測によりますと、29日午前9時59分ごろ、口永良部島の新岳で爆発的な噴火が起き、噴煙が火口から9000メートル以上の高さまで上がり、火口の周辺に噴石が飛散しているのが確認されました。
噴火は現在も続き、正午すぎの時点で、噴煙は火口から1000メートルの高さまで上がっています。
また、噴火に伴って火砕流が発生し、新岳の南西側から、北西側の向江浜地区にかけての海岸まで到達したのが確認されました。
気象庁によりますと、火砕流の到達が確認された地域の大部分は、去年8月の噴火のあと立ち入りが規制されている場所に当たり、向江浜地区の北側にある前田地区には火砕流は到達していないことを、現地にいた職員が確認したということです。
気象庁は午前10時7分に口永良部島に噴火警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル3の「入山規制」からレベル5の「避難」に引き上げ、住民に対して自治体の避難などの指示に従って厳重な警戒を呼びかけています。
気象庁が噴火警報を発表したのは、平成19年12月に噴火警戒レベルが導入されてから今回が初めてです。
気象庁の北川貞之火山課長は午前11時半から記者会見し、「口永良部島では噴煙が9000メートル以上、上がるような爆発的噴火が発生し、火砕流が海岸まで到達した。今後も爆発力が強い噴火や規模の大きな噴火が発生する可能性があり、火砕流の到達が予想される地域では自治体の指示に従って島の外へ避難をするなど、厳重な警戒をしてほしい」と呼びかけました。