この中で日銀の黒田総裁は、今月、外国為替市場で一時、1ドル=125円台後半まで円安ドル高が進んだことについて、「ここからさらに実質実効為替レートが円安に振れていくということは、普通に考えるとなかなかありそうにない」と述べ、円安ドル高が一段と進む可能性は低いのではないかという見方を示しました。
一方で黒田総裁は「長期的な傾向からみて、そのように見られるということで、これからの実効為替レートがどのように動くかに対する確定的な予測を示すものではない」とも述べました。
東京外国為替市場では、黒田総裁のこうした発言が伝えられたことで午後に入って円を買う動きが強まっていて、円相場は、一時、ドルに対して2円近く値上がりし、1ドル=122円台半ばをつけました。
【概要説明】黒田総裁「通貨及び金融の調節に関する報告書」(衆議院財務金融委員会) http://twme.jp/boj/01TO
Statement by Governor Kuroda concerning the Bank's Semiannual Report on Currency and Monetary Control (Committee o… http://twme.jp/boj/01TP