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ギリシャ国民が緊縮策にノー、首相は交渉再開姿勢 混迷増す | Reuters

ギリシャ国民投票 財務相が勝利宣言 NHKニュース

5日に投票が行われたギリシャ国民投票は、EUなどが金融支援の条件としている財政緊縮策を受け入れるかどうかを問うもので、投票は日本時間の6日午前1時に締め切られ、現在、各地で開票作業が続いています。
ギリシャで選挙を管理する内務省の発表によりますと、日本時間の午前5時現在、開票率は71.86%で、財政緊縮策の受け入れに「反対」が61.53%、「賛成」が38.47%と、反対が賛成を大きく上回っています。
バルファキス財務相は日本時間の午前4時半すぎに記者会見し、「緊縮策へのノーは、民主的なヨーロッパに対する大きなイエスだ」と述べて、事実上、勝利を宣言しました。そのうえで、「ギリシャ国民の勇敢な”ノー”という意思を抱きながら、あす以降、EU側に対して合意点を探るよう求める」と述べて、EU側に対し金融支援を巡る協議再開を呼びかけました。
アテネの議会前の広場には、緊縮策に反対する大勢の市民らが集まりはじめています。
国民投票の結果を受けチプラス政権は、今後EU側に緊縮策の見直しと追加支援を迫るものとみられますが、EUが直ちに応じる可能性は低いとみられます。ギリシャはEUからの支援なしでは巨額の債務の返済はできず、経済が一層混乱し、ギリシャが独自の通貨を発行するような事態になれば、ユーロ圏からの離脱につながる可能性もあります。

ギリシャ国民投票 チプラス首相が勝利宣言 NHKニュース

EU=ヨーロッパ連合のトゥスク大統領は、ギリシャ国民投票で財政緊縮策の受け入れに反対が多数となったことを受け、ギリシャへの金融支援を巡る今後の対応を協議するため、7日にユーロ圏の首脳会議の開催を呼びかけたことをみずからのツイッターで明らかにしました。また、国民投票の結果を受けてEUの執行機関に当たるヨーロッパ委員会は「結果に注目し、尊重する」とするコメントを発表しました。
EUは6日朝にトゥスク大統領とユンケル委員長、ヨーロッパ中央銀行のドラギ総裁、それにユーロ圏財務相会議のダイセルブルーム議長が電話による会議を開き、対応を協議するとしています。

ギリシャで実施された国民投票の結果を受けて、ユーロ圏財務相会議のダイセルブルーム議長は声明を発表し、「この結果はギリシャの将来にとって非常に残念なものだ。ギリシャ経済の回復にとって厳しい政策や構造改革は避けて通れない」と述べ、国民投票の結果にかかわらず、ギリシャに対し財政緊縮策を求める考えを示しました。また、ダイセルブルーム議長は、「私たちは今、ギリシャ政府の提案を待っているところだ」と述べ、首脳会議の開催に合わせて7日にユーロ圏の財務相会議を開き、金融支援を巡る今後の対応を協議する考えを明らかにしました。

独副首相「金融支援の合意 想像できない」 NHKニュース

ギリシャで実施された国民投票で、財政緊縮策に反対が賛成を大きく上回り、チプラス首相が勝利宣言したことについて、ドイツの副首相を務めるガブリエル経済・エネルギー相はドイツの新聞の取材に対し、「ユーロ圏からの提案を拒否するのであれば、金融支援の合意など想像すらできない」と述べました。


そのうえで、ガブリエル経済・エネルギー相は「チプラス首相は、国民を自暴自棄で希望のない厳しい道へと導いている」とチプラス首相を批判しました。そして、「チプラス首相は、ギリシャとヨーロッパがともに進む可能性があった妥協という最後の橋を破壊した」と述べ、金融支援を巡る協議で、合意するのは極めて難しくなったという見方を示しました。

ギリシャ国民投票開票終了 「反対」上回る NHKニュース

5日に投票が行われたギリシャ国民投票は開票が終了し、EUなどが金融支援の条件としている財政緊縮策の受け入れに「反対」が61.31%、「賛成」が38.69%で、反対が賛成を大きく上回りました。
チプラス首相はテレビで演説し、「民主主義が勝利した」として勝利を宣言したうえで「ギリシャ国民は、ヨーロッパと、持続可能な支援策を交渉する力を与えてくれた」と述べて、今回の国民投票で示された民意を後ろだてにして、今後、EU側との金融支援をめぐる協議に臨みたいという考えを示しました。また、「優先事項は銀行を再び再開することと、ギリシャの経済システムを安定させることだ」と強調し、預金の引き出し制限などの資本規制をできるだけ早く終わらせる意向を示しました。
ギリシャでは、5年にわたる緊縮策によって景気が低迷し、若者の2人に1人が失業するなど国民生活に大きな影響が出ており、今回の国民投票の結果は、こうした緊縮策への国民の強い反発を浮彫りにした形です。
チプラス首相は、EU側に緊縮策の見直しと追加支援を強く迫るものとみられますが、ギリシャへの最大の支援国のドイツの閣僚からは合意は難しくなったとの声が早くも上がっています。今回の結果を受けて、ユーロ圏の各国は7日に緊急の首脳会議を開き、ギリシャへの対応を話し合う予定ですが、ギリシャとの協議の難航は避けられない見通しです。

ギリシャ 緊縮策反対多数 協議は難航か NHKニュース

EUなどが金融支援の条件としている財政緊縮策の受け入れを巡るギリシャ国民投票は、開票が終わり、緊縮策への受け入れに反対が61.31%、賛成が38.69%となりました。
反対の票はすべての県で賛成を上回っており、これまで緊縮策によって年金が削減されるなど痛みを強いられてきたと感じるギリシャ国民の根強い不満が反映された形です。また、緊縮策に反対の意思表示をすれば、金融支援を巡るEUとの交渉を有利に進められるというチプラス首相の訴えが説得力をもって受け止められたともみられます。チプラス首相は、こうした民意を後ろだてにEUに対し、緊縮策の見直しと追加の支援を強く求めていくとみられます。
EU側では、今回の結果を受けて、ドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領が6日に会談を行うほか、7日にはユーロ圏各国の財務相と首脳が相次いで会議を開くことになっています。
EUの執行機関に当たるヨーロッパ委員会は、「国民投票の結果を尊重する」というコメントを発表していますが、ユーロ圏財務相会議のダイセルブルーム議長が「ギリシャ経済の回復にとって厳しい政策や構造改革は避けて通れない」と述べるなど、あくまでも緊縮策を求める声も出ており、ギリシャとEU側の協議は難航が予想されます。