ギリシャ支援協議、独議会が否決なら大混乱に=メルケル首相 | Reuters
ドイツのメルケル首相は17日、下院で演説し、新たなギリシャ支援協議の開始を独議会が承認しなければ大混乱に陥ると警告した。
ユーロ圏が13日、ギリシャ支援再開に向け手続きを進めることで合意したことについて、メルケル首相は間違いなく利益が不利益を上回ると強調した。
その上で合意しなかった場合に起きるのは、ギリシャのユーロ圏からの一時的な離脱ではなく「混沌」だと述べた。
独議会は17日の採決でギリシャ支援協議の開始を承認するとみられている。
ショイブレ独財務相、下院でギリシャ第3次支援交渉の支持を要請 | Reuters
ドイツのショイブレ財務相は17日、連邦議会下院で、ギリシャの第3次支援交渉を支持するように呼び掛けた。ショイブレ財務相は「これが、今回の極めて難しい課題を解決するための最後の努力になる」と発言した。
他方で、失われた信用を回復するのはギリシャの責任だとも述べた。
ドイツ議会、ギリシャ支援交渉開始を承認 調整本格化へ | Reuters
採決結果は、賛成439、反対119、棄権40。
だがメルケル首相の警告にもかかわらず、身内の与党保守派から60人の造反が出た。対ギリシャ第2次支援の延長を決定した2月の採決では32人が反対票を投じており、造反者はおよそ倍増したことになる。ドイツ国内に広がるギリシャへの支援疲れが浮き彫りとなった格好で、メルケル首相にとっては痛手だ。
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http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150716#1437043910
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