戦後憲法学者たちの主導権争い。「憲法研究会」と「憲法問題研究会」の差異の政治学。 - 哲学者=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』
民間憲法研究者の鈴木安蔵を中心とする憲法研究会の憲法草案は、マッカーサーの憲法草案に大きく影響をあたえていた。しかし、長い間、戦後の平和憲法形成過程で大きな役割を果たした、この民間の憲法研究会の役割のことは忘れられ、無視されてきた。
その代わり、過大評価され、戦後の憲法学界で主流派を形成したのは、東大法学部教授・宮沢俊義らが中心の「憲法問題研究会」の方だった