マッカーサーの執務室が公開されているのは東京・千代田区にある第一生命の本社ビルで、戦後７０年に合わせて３年ぶりに公開されました。
マッカーサーは、ＧＨＱの最高司令官として現在の日本国憲法の原型となった草案作りを進めるなど、戦後の日本の基礎となる多くの重要な決定を行いました。
執務室は当時のマッカーサーが５年余りの間使っていた部屋で、机や椅子、それにじゅうたんなど当時使われていたものがそのまま残されています。
このうち、部屋の中央に置かれた机は引出しのないタイプで、書類をため込まず、すぐに決断することが多かったマッカーサーが愛用していたと言われています。
また、部屋の壁に掛けられた２枚のヨットの絵は、ヨットが好きだったマッカーサーが気に入って飾っていたものです。
この特別公開は来月３日まで開かれていますが、すでに申し込みは締め切られているということです。
部屋を保存・管理している第一生命の前田佳世課長補佐は「歴史の１ページとなった場所なので、戦後７０年をきっかけに若い人に見てもらいたい」と話しています。
