https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

頭がいい生き方充実した人生を送るにはどうしたら良いか? 『子どもの頭を良くする勉強法』伊藤塾塾長の伊藤真弁護士インタビュー - 中村宏之

 どうしてなのか考えて見たときに、小さい頃から優秀といわれる人たちは試験という試験を乗り越えてきた。もっといえば、学校の成績という価値基準が余りにも大きすぎて、そのモノサシにばかりに振り回されている。成績のよい子には、成績さえ良ければ成功するという間違った刷り込みが入り、もうひとつ成績があげられなかった子供たちはだから自分なんかだめだと。

 私は憲法を専門にしていますが、結果にたどりつく過程に価値があるというのが憲法の基本的な発想です。結果も重要かもしれないけど、結果以上に、むしろそこまでの過程やプロセスに価値がある。イコール生きてゆく過程、生きるプロセスに大切な価値があるというのが、憲法の基本的な考え方ですから、自分なりの価値観や視点をもって、自分の足でしっかりと生きてゆくことができれば、生きてゆく過程そのものが幸せにつながってゆくのだろうなと思ったのです。


 ですから、そうした生き方をする術を身につけることが勉強だろうと思います。また自分の頭で考えて、自分の価値観や視点をちゃんと持って、自分の足で歩んでゆくことができる、そのことこそが私は頭がいい生き方だと思うんですね。

 現場の受験生は本当に気の毒だと思いますが、変化に振り回されて欲しくないと思います。法律家は自分の信念をもって、ゴールに向かってやりたいことを淡々と進めてゆく。情報の価値について、気にすべき情報と、気にする必要のない情報を峻別する能力も、いい法律家になるためには求められている。制度が変わろうが、変な雑音が入ってこようが、自分なりのモノサシがあって、明確な方法論さえあれば、周囲がどう騒ごうと関係ありません。もっといえば、制度の変更は、変化に対応できる力をトレーニングする試練として与えてもらっていると前向きに受け止め、変化をチャンスとして捉えて欲しいと思います。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150729#1438166136


#知性主義 #予備校 #勉強法 #法律家