https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

「日本スポーツ界は誰も森喜朗に逆らえない」JOC元幹部らが東京五輪トラブルの元凶・森の横暴ぶりを実名告発|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見

 だが、そんななか、意外なメディアが問題の本質を衝く記事を掲載した。それが昨日発売の「女性自身」(光文社) 9月22日号だ。


 同誌では「元JOC幹部が内部告発! 東京五輪“迷走”の戦犯!」と題し、組織委の母体であるJOC日本オリンピック委員会)の元幹部、五輪の取材経験が豊富な新聞記者らによる座談会を行っているのだが、そこで、やはり森会長を国立競技場問題やエンブレム問題の最大の戦犯と名指ししているのだ。


 しかも、この座談会、JOC元参事の春日良一氏が実名で登場しており、けっして身元不明のいい加減な内容ではない。


 では、彼らは具体的に何を語ったのか。座談会はまず、匿名のJOC元幹部のこんなセリフから始まる。


「今の日本スポーツ界では、誰も森喜朗元首相(78)には逆らえないんです。五輪エンブレム、そして新国立競技場の建設問題――。東京五輪をめぐるゴタゴタは原因をたどるとすべてそこに行き着きます」


 そして、出席者たちは森会長の組織委人事の実態を次々に告発する。


「今の東京五輪組織委からは、そうした(五輪運営の)知識を持ったJOCの人間が排除されてしまっているんです。組織委は“素人だらけ”です」(春日氏)
「それをやっているのが、森さん。自分の気に入らない人間を、組織委に入れさせないんだ」(元JOC幹部)


 では、いったいなぜ、JOCを排除するのか。出席者のひとりは「ひと言でいえば、男の嫉妬」だという。


 森会長は長年、日本体育協会(体協)の会長を務めてきたが、体協は国体の運営が主な仕事で、JOCと比べれば地味な存在だ。そのため「森さんは、自分より年下、格下の人間がJOCで活躍するのを見て、ずっと苦々しく思ってきた」(元JOC幹部)のだという。


 ところが、子分の安倍晋三が首相に就任したことで、完全に復権。今やスポーツ界を完全に掌握して、協会や関連団体人事で横暴のかぎりを尽くすようになった。


「森さんが首を縦に振らないとどんな人事も決まりません。そして、自分に従順な人間は重要ポストに就けますが、嫌いなやつは排除するんです」(新聞記者)
 特にJOCや五輪招致の功労者に対しては、上記のような嫉妬から、徹底して排除にかかるようになったのだという。

 つまり、森会長がこうした異常な人事と組織作りを行ってきた結果、起きたのが、国立競技場問題であり、エンブレム問題だったのだ。JOC元参事の春日氏はこう言う。


「五輪運営のノウハウを持つ人間が排除された結果、“素人”が『著名人を集めてデザインを公募しておけば、文句は言われないだろう』くらいの甘い考えでやったんでしょう」
「五輪の世界では約束を破ることは絶対に許されない――そういうことがわかっている人間が最初から関わっていれば、無責任に建設費を膨らませたあげく、一から設計をやり直すなんて失態を演じることにはならなかった」

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20150908#1441708326


#東京五輪 #愚者の楽園 #一網打尽