一見して分かるのは、油性ボールペンは、耐光性の低いものが多いということです。これは、多くの油性ボールペンは油性染料ボールペンであるため、光によって染料が分解されてしまうためと思われます。
ただし、最近は油性であっても顔料を配合したボールペンが増えてきています。特に低粘度油性では、顔料を配合した製品が多く、耐光性が高いものが多いようです。
油性ボールペンとの比較で一見して分かるのは、ゲルインキボールペンは、耐光性が高いものが多いということです。これは、ゲルインキボールペンでは、顔料を使用したボールペンが多いためだと思われます。
OHTO G-305、Pentel Energel、Pentel Slicci、Pilot Hi-Tec-C Cavalier、Pilot Dr.Grip Gelは、水性染料ゲルインキボールペンです。Pilot製品は、ごく一部を除いて、油性水性問わず染料が多いように思います。いずれも、経時と共に退色が見られます。ただし、油性染料ボールペンよりは、退色の速度は遅いようです。とくにOHTO G-305では、ごくわずかに退色がみられるだけです。
その他の製品は、水性顔料ゲルです。いずれも、まったくと言っていいほど退色していません。
水性ボールペン
これもまた、一見して気づくのは、油性ボールペンに比べて、耐光性が高いものが多いことです。もっとも、その理由は、複数あるように思います。
問題は、Lamy、Faber-Castell、Rotring、OHTO C-305、Pentel Ball Pentel、uni(三菱鉛筆) UBR-300です。これらは、水性染料ボールペンです。にもかかわらず、退色はほとんど見られません。
Montblanc、Pelikan、Pilot、Platinumの黒色インクは、水性染料インクで、いずれも耐光性は高くありません。もっとも、油性染料ボールペンよりは概して高いようです。
Sailor Jentle Ink Blackは、水性染料インクですが、ごく微妙にしか退色していません。染料でありながら、耐光性は非常に高いようです。
Platinum Carbon Black、Sailor 極黒、Sailor 青墨は、水性顔料インクです。いずれも、ほぼまったく退色しておらず、極めて高い耐光性をもつことが分かります。
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