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体操世界選手権 男子団体 日本37年ぶり金 NHKニュース

団体の決勝は、6つの種目で各チーム3人ずつが演技を行って、合計得点で順位を争います。
予選を1位で通過した日本は、最初の種目、ゆかで、予選ではミスがあったエースの内村航平選手が安定した演技で15.800の高得点をマーク。19歳の白井健三選手も高難度の宙返りを次々に決めて、この種目トップの16.325を出し、好スタートを切りました。
続くあん馬では、大会6連覇中のライバル、中国にミスが相次いだのに対し、白井選手と同学年の初代表、18歳の萱和磨選手が、最高難度の「ブスナリ」を決めて15.400をマークし、前半で大きくリードしました。
後半の跳馬も全員が高難度の技を大きなミスなくまとめ、続く平行棒では、田中佑典選手が落下しましたが、内村選手が15.866の高得点でカバーし、最後の鉄棒を迎えました。
しかし、重圧のかかる場面で2人目の田中選手に落下のミスが出て、2位とは僅かな差となりました。最後の内村選手も手放し技で落下したものの、14点台半ばの得点でしのいで、序盤のリードを守りきりました。
日本は6種目の合計を270.818として、2位のイギリスを0.4余り上回って、37年ぶりに金メダルを獲得しました。日本が男子団体で金メダルを獲得するのは、オリンピックも含めると、2004年のアテネオリンピック以来11年ぶりです。3位は中国で、大会の連覇が6で止まりました。

内村選手は、「ようやく金メダルを取ることができたが、まだ実感がありません」と率直な感想を話しました。
最後の鉄棒の手放し技で落下のミスが出たことを受けて、「正直に言うと、最後にミスをしてしまい、勝てなくてもしかたないという気持ちもありました。金メダルは取れたが、課題も見つかったので、来年のリオデジャネイロオリンピックに向けて内容をもっと詰めて、頑張っていきたい」と気持ちを引き締めていました。