ブッシュ氏、支持率挽回狙うも空振り 米共和党討論会で | Reuters
米次期大統領選に向けた共和党のテレビ討論会が28日に行われた。支持率が低迷しているジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事は、他の候補者を圧倒するようなパフォーマンスが求められていたが、空振りに終わった。
ブッシュ氏が選挙戦を勝ち抜けるかどうかをめぐり、政治専門家や支持者の間では一段と疑問が高まっている。
共和党ストラテジストのフォード・オコンネル氏は、ブッシュ氏が討論会を利用して選挙キャンペーンを再活性させ、支持率の挽回を目指していたとしたら、力を発揮できなかったと言えると指摘した。
討論会でブッシュ氏は、同じ地元のフロリダ州のマルコ・ルビオ上院議員の議会出席率を引合いに出し、同議員を攻撃する場面もあったが、逆に同議員から日和見主義者呼ばわりされ、反撃を受けた。
ルビオ氏は「私のことを攻撃すればあなたにとってプラスとなると誰かがアドバイスしたのだろう」と応じたが、これに対してブッシュ氏は何も反論できなかった。
ブッシュ氏には、自身の劣勢を暗に認めているような様子やあせりも見られた。10人の候補者のうち、討論会でブッシュ氏よりも発言時間が短かったのは、ランド・ポール上院議員(ケンタッキー州)だけだった。
アイオワ州共和党の元政治ディレクター、クレイグ・ロビンソン氏は討論会後に「ブッシュ氏に寄付している支援者は、ある時点でくら替えするかもしれない」と語った。
一方、討論会直後にブッシュ氏の選挙活動マネジャーは、今後も選挙キャンペーンを続けると発表した。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20151029#1446115215(“Someone has convinced you that attacking me will help you.")
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クルーズ議員がSNSの注目度トップ、好評価はトランプ氏 | Reuters
来年の米大統領選に向けてCNBCテレビが28日主催した第3回共和党候補者討論会で、ソーシャルメディア(SNS)に最も多く取り上げられたのはテッド・クルーズ上院議員だった。司会者の質問のしかたに「偏見がある」と激しくかみついた瞬間が最大の見せ場となった。
トムソン・ロイターの調査によると、討論会中に書き込まれたツイート数は、クルーズ議員が1万4090件で最も多く、不動産王のドナルド・トランプ氏が1万2045件でこれに続いた。
直前の世論調査で共和党候補者の支持率トップに立っていた元神経外科医のベン・カーソン氏は、9366件で3位だった。
一方、討論会中のソーシャル・メディアの平均スコアでみると、首位はトランプ氏の15.2。ランド・ポール上院議員が8.12で続き、カーソン氏は3.7、クルーズ議員が3.3。
このスコアは好意的なツイートと否定的なツイートに基づいて算出し、ゼロを上回ると、差し引きで好評価が多かったことになる。
他の候補はマイナスだった。特に、米コンピューター大手ヒューレット・パッカード(HP)元最高経営責任者(CEO)、カーリー・フィオリーナ氏はマイナス17.5と、好評価だった前回から大きく落ち込んだ。