#21 富士山頂 人はなぜ富士山頂を目指す? | タモリのブラブラ足跡マップ | ブラタモリ - NHK
高山の頂上で太陽を背にしたとき、前面の霧に自分の影が大きく映り、その周りに光環が見られる現象。阿弥陀仏が光背を負うて来迎するのになぞらえていう。御来光。
「Brocken」の由来はドイツのブロッケン山。ハルツ山地の最高峰 (1,142m) である。
日本では御来迎(ごらいごう)、山の後(御)光、仏の後(御)光、あるいは単に御光とも呼ばれる。これは、古くは阿弥陀如来が『観無量寿経』などで説かれる空中住立の姿を現したと考えられていたためである。槍ヶ岳開山を果たした僧播隆の前に出現した話が有名。
2004年に測候所閉鎖(後述)以降は富士山特別地域気象観測所となっており、自動気象観測装置による気象観測を行っている。
1932年、外輪山南東の東安河原に公設の中央気象台臨時富士山測候所が開設され通年測候が行われたが、観測結果は超短波無線機で気象庁に送られた。
1936年、風の観測条件を考えて日本最高峰の剣ヶ峯に富士山頂気象観測所として移設。
1964年、日本に接近する台風を観測することを目的としてドーム形レーダー(通称:富士山レーダー)が設置され運用を開始した。
気象衛星の発達や、長野レーダー・静岡レーダーの設置などにより、富士山でのレーダー観測は必要性を失った為、1999年に、レーダー観測が廃止された。さらに観測装置が発達したことにより、現地での人手による観測の必要性は失われ、2004年に自動観測装置が設置され無人施設となり、気象観測(気温、気圧、日照時間(夏季のみ))を継続して行っている[1]。ただし、それまで行われていた風向・風速の観測については、観測装置のメンテナンスが困難なため廃止され、NHKラジオ第2放送の気象通報で放送されていた富士山頂の風向・風速は放送されなくなった。
廃止された気象レーダードームは、富士吉田市と御殿場市との誘致合戦の結果、いち早く名乗りを上げた富士吉田市の富士山レーダードーム館(道の駅富士吉田に隣接)に展示されることとなった。このほか、研究者の組織である「富士山高所科学研究会」が中心となって設立したNPO法人「富士山測候所を活用する会」が、夏季期間に測候所の庁舎施設を借用し、様々な研究活動を行っている。
よみがえれ富士山測候所 NPO法人富士山測候所を活用する会 -TOP-
10月31日(土)NHK総合テレビで放送される「ブラタモリ」で、富士山測候所を活用する会の活動が取り上げられます。
当NPO法人理事の鴨川仁・東京学芸大学准教授が案内人として、富士山測候所で行われているNPOの活動内容などを紹介する予定ですので、ぜひご視聴ください。