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早稲田大 小保方元研究員の博士号取り消し NHKニュース

これは、早稲田大学の鎌田薫総長らが午後6時半から記者会見し、発表したものです。
小保方元研究員が早稲田大学に提出した博士論文を巡っては、文章や画像を盗用した疑いが指摘され、調査を行った結果、複数の不正があったと認定されました。
しかし大学側は、指導や審査の過程にも重大な不備や欠陥があったとして、おおむね1年の猶予期間を設け、小保方元研究員が論文を訂正・再提出し、博士号にふさわしいものになったと判断された場合は、博士号を取り消すことなく維持するとしていました。
2日午後6時半から会見した早稲田大学は、去年11月から指導教官を選び、体調不良のため大学に来られない小保方元研究員の元を複数回訪れるなどして指導を行ったことを説明しました。
しかし、1年の猶予期間が過ぎても、小保方元研究員から提出された論文は必要な訂正が行われておらず、審査を行う完成度に達しなかったとして、小保方元研究員の博士号の取り消しが確定したということです。
また、早稲田大学では、小保方元研究員以外の博士論文2800本近くについても調査を行い、博士号取り消しの対象となるような論文は見つからなかったものの、89本について引用の不備など訂正が必要な部分が見つかり、訂正作業を進めていることを明らかにしました。

会見した鎌田総長は、博士号取り消しの確定について、「学問の府として不適切な論文を放置しない、教育の場としての責任を放棄しないということで、1年間の間、再提出を認めるという例外的な措置をこれまで取ってきたが、期間内になされるべき訂正が終了しなかった。小保方元研究員は審査期間の延長を求めていたが、学位論文がない状態でこれ以上放置できないと判断し、延長は認められないと結論した。今後、全力で信頼回復に努めたい」と話しました。

早稲田大学の発表について、小保方元研究員は、「今回の決定には失望しています」「入院中、加療中での修正作業となり、思考力・集中力などが低下しており、博士論文に能力を発揮できる健康状態ではないとの診断書を大学に提出しておりましたが、配慮などは一切なされず、むしろそれが不合格の理由にも採用されました」などとするコメントを出しました。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20151030#1446201266