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子供の貧困と不平等について : 山口真由オフィシャルブログ

さて、私がハーバードでとっている授業の中で「子どもの貧困問題」に関するものがあります。

貧困家庭の子供たちという のは、そうでない子供たちに比べて語彙の量や質に明らかな開きがあるとのこと。知っている語彙も少ないし、「あれやれ、これやるな」って語彙ばかりで、自分の感情を豊かに表現するような語彙を知らないから、それを自らの力で学べるような質の高い教育を提供しようというプロジェクトである。色の名前を学んだり、レストランに行って料理の名前を学んだり、自分の学んだことを隣の子に教えたり、質の高いプログラムを提供して、子供たちの語彙がどんどん増えていって、それが自信とやる気につながって、笑顔がきらきらしてくるサイクルは、見ていてこちらまできらきらした気持ちになる。

スタートラインからよーいどんって競争して、 勝ってきたって、私はそう信じてきたけど、そうじゃなかったんだなって。スタートラインってたぶん人それぞれで、私より後ろからスタートした人もきっといたのだろうって。私は自分に有利な競争で、それに勝って満足して、そしてその競争が自分に有利な土俵であることに気づかなかったのだろうって。

ハーバードのロースクールを出て、大手ローファームに入ることなく、NGOなどで子供の貧困問題に取り組む人たちがいる。そういうひとたちの一人がハーバードの学生に対して、「おそらく君たちには義務があるんだよ。社会から大きな投資を受けてきた人たちは、それを何らかの形で社会に還元する義務があるんだ」と言っていたけれど、んー、なんとなく、今なら素直にうなづける気がするなーと、最近、思うようになりました!

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