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円借款 19年ぶりに過去最高を更新 NHKニュース

円借款は、発展途上国がインフラ整備などを進められるよう日本政府が相手国に低い金利で長期間にわたって資金を貸し出す制度です。外務省によりますと、今年度、日本が供与を決めた円借款の総額は、1兆4700億円を超えています。これは、平成8年度の1兆2990億円をすでに上回っていて19年ぶりに過去最高を更新することになります。その理由としては主にアジアでインフラ需要が拡大したためです。
国別には鉄道建設の資金としてフィリピンに2420億円、インドネシアに770億円の供与を決めました。インドでは日本の新幹線技術を導入した高速鉄道事業を受注する一環としてインド西部の鉄道建設などに1240億円を供与することを決めています。
また、日本企業の海外進出を後押ししようと日本企業への発注を条件とする円借款の割合は昨年度の11%から44%へと大幅に増えています。
アジアではAIIB=アジアインフラ投資銀行を主導する中国が資金供給を活発化させており、日本としては円借款を最大限活用して各国のインフラ投資を促していく考えです。