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電気自動車のスタンド 充電器増設が課題 NHKニュース

業界団体のまとめによりますと、今月時点で全国に設置された急速充電スタンドは5878か所で、国の補助などもあって、この1年間で2倍に増えました。新たに設置された場所としては、高速道路のサービスエリアや道の駅など都市部以外の場所も含まれていて、業界団体では、電気自動車やプラグインハイブリッド車の販売状況から見て、当面必要とされる数に達したとしています。
しかし、スタンドに設置された充電器は5971基と、ほとんどのスタンドでは充電器が1つしかない状態で、混雑時には順番待ちも起きているということです。神奈川県箱根町役場に設けられたスタンドを利用した男性は、「高速道路のサービスエリアは特に混んでいて、並んで待つことが多い」と話していました。今後、どこまで充電器を増やせるかが電気自動車などの普及に向けた新たな課題となっています。
充電器の設置を進める業界団体、「チャデモ協議会」の志賀俊之会長は、「充電器を1万基まで増やしたい。かゆいところに手が届くような場所に設置されることが必要だ」と話しています。

国内の新車販売全体に対する電気自動車とプラグインハイブリッド車の販売台数の割合は平成25年度で1%以下にとどまっています。
しかし、次世代自動車振興センターによりますと平成22年度には7300台余りだった電気自動車とプラグインハイブリッド車の販売台数は3年後の平成25年度には4倍を超える2万9700台余りにまで増加。昨年度・平成26年度の推定の保有台数は11万4000台を超えています。
電気自動車の弱点は航続距離の短さです。軽自動車サイズの三菱自動車「iーMiEV」の航続距離は最大で180キロ。日産「リーフ」の航続距離はこれまで228キロでしたが、今月から販売を始めた新型ではより大容量の電池を搭載し、280キロとしました。それでも平均で500キロ近く走行できるガソリン車には及ばず、手軽に、短時間で充電できる急速充電スタンドが欠かせません。
自宅などに設置する普通充電の場合、200ボルトで5時間から11時間ほどかかります。これに対して急速充電だと30分程度で電池容量の80%まで充電することができます。
気になる料金ですが、官公庁やショッピングセンターなどでは無料としているところもありますが、高速道路のサービスエリアなどにある多くの急速充電スタンドでは1回当たり500円から1500円ぐらいの料金がかかります。