このうち、大手IT企業の楽天と結婚式のコンサルティング会社は、今月からバーチャルリアリティーの技術を活用して、結婚式場の下見ができるサービスを始めます。ゴーグルをつけて頭を動かすと、360度あらゆる角度で式場内の映像が見渡せるほか、コントローラーを使えば自由に見て回ることもできます。楽天技術研究所の千葉直樹さんは「あたかもそこにいるかのような体験が可能になります。ことしはさまざまな使い方が一気に広がると思う」と話しています。
また、大手旅行会社のエイチ・アイ・エスは、旅行のプラン作りに活用してもらおうと、あらゆる角度から撮影された外国の町並みを楽しみながらの、ドライブやダイビングなどを疑似体験できる仕組みを、まずは東京・新宿の店舗に導入しました。
バーチャルリアリティーを巡っては、ことし、ゴーグル型の端末の発売が相次ぐ予定で、ゲームの世界に入り込んだような体験が可能になるほか、実際に撮影した映像をあらゆる角度から楽しめるようになることから、さまざまな用途での活用が広がりそうです。