米大統領、新たな石油税を提案へ 共和党は反対姿勢 | Reuters
オバマ米大統領は、来週9日に議会に提出する2017会計年度(2016年10月─2017年9月)の予算教書で、1バレル当たり10ドルの新たな石油税の導入を提案する。石油税の税収でクリーン輸送プロジェクト予算を拡大することが狙い。
ホワイトハウスが4日に明らかにした。
新たな石油税は石油会社に課され、5年かけて段階的に導入される計画。ただ、共和党が過半数を占める議会の反対により、実現しない可能性が高い。
任期満了まで1年を切ったオバマ大統領は、米国がこれまで続けてきた化石燃料への助成を打ち切る代わりにクリーンで再生可能な燃料に力を入れるべきと提唱している。
ホワイトハウスは声明で「石油に課税することで、石油依存を減らすための革新を起こすインセンティブが民間セクターに生まれると同時に、将来を支えるクリーンエネルギー技術への投資も促される」と説明した。
一方、共和党の下院議員らは4日、新たな石油税の導入案に反対する姿勢を示した。